デジタル時代において、光や音がなるオモチャ、ゲームソフトやアプリが子どもたちの周りにはあふれています。
はたしてそのようなオモチャは、子どもの成長にとって適切なのでしょうか?
アメリカが小児科学会が子どもにあったオモチャの選び方のガイドラインを発表していますので、紹介します。
おもちゃがもつ役割や意味、目的ごとにわけてみていきましょう
象徴的なもの/ごっこ遊び
おもちゃのキャラクターでごっこ遊びできるものが、このカテゴリーです
たとえば、お人形、動物、アクションフィギュアなどが含まれます
また、食べ物、調理器具、乗り物、建物などもよいです。
これらを使うことによって言葉を学んだり、実生活で経験できることをマネすることができます。
想像してあそぶことは子どもの社会性、感情の発達に役立ちます
微細運動/適応能力/操作する
このカテゴリーのおもちゃは、ブロックやパズル、電車のおもちゃなどです。
言葉や脳の発達に効果があるといわれていますし、早い時期の数学の能力をつくりあげることにも役立ちます
ちなみに微細運動とは手先などの細かい運動のことをいいます。
芸術
なんも高価なものをそろえる必要はありません。カードやメモ紙だけでも子どもはよろこびます。
ぬり絵、クレヨン、マーカーで十分です。
創造性であったり、微細運動の能力をたかめてくれます。
言語/概念
昔ながらのオモチャが、今は電子化された新しいオモチャになっています。
たとえば、オモチャのくまはお話をしてくれますし、ボードゲームはアプリで同じものが遊べますし、仮想の相手といっしょに遊ぶこともできます。
しかし、子どもの成長と発達には、本物の人間とのやりとりが必要なのです。
デジタル玩具は、人間同士のやりとりのかわりまではできません。
カードゲームやボードゲーム、文字のかたちのオモチャや本が、人とのコミュニケーションを作るのには、適しています。
粗大運動
体を動かすようなオモチャは、身体能力の発達に役立ちます。ルールを決めて遊ぶことで、他の人といっしょに遊ぶことも学べます。
ボール、押し車、乗り物、三輪車などがこれに当てはまります
”教育用”という言葉に注意
オモチャに教育用が使われているときは注意しましょう。
多くの場合この言葉は、ABC(日本語ならひらがな、かたかな)や形といった、記憶能力を重視しているからです。
このような能力は、子どもの学習の一部にすぎません。
子どもが学校で成功するためには、衝動を抑える、感情をコントロールし、創造的で柔軟な考えが大切です。
タブレットを使用するオモチャは社会性の発達が遅れることが、研究で報告されています。
家族や友達と遊ぶようなオモチャを選ぶようにしましょう。
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