トイトレが終わってた子どもが、またおむつが必要になることがあります。
トイレに行きたいときも教えてくれない
トイレの話をすると逃げる
今までできたことができなくなることを退行といいます。
この記事ではトイトレと退行についてお話をしていきます。
退行とは
大人は新しい技能を、安定した間隔で獲得し、維持します。
子どもは、発達の段階にあわせて学び、突然伸びることもあります。
同時に、最近覚えたことができなくなったり、数段階前の状態に戻ることも普通にあります。これが退行です。
トイトレ中の退行は、トイレで排尿・排便ができなくなる、オムツに戻りたがるなどがあります。
注意すべき退行
よく知られている退行の一つは赤ちゃん返りです。
特に兄弟が生まれる前後でおきます。
しかし、明らかな誘因が考えられない退行では病気を考える必要があります。
神経系(てんかんなど)、精神面(自閉症、ADHDなど)、様々な病気があります。
気になる点は、かかりつけ医へ相談しましょう
退行のよくある原因
よくある原因は環境の変化、ストレスです。
- 子どもの養育環境の変化
- 母親の妊娠、兄弟の誕生
- 子どもや家族の病気
- 大切な人が最近亡くなった
- 両親の離婚
- 新しい家への引っ越し
子どもがこのような変化に対応する間、時にはトイトレを中止する必要があります。
環境の変化に子どもが適応するため、この退行は健全な反応です。
親は子どもがもとの状態に戻れるように、何ができるでしょうか。
子どもを支える4つ方法
問題を明らかにする
子どもは自分の経験している感情をうまく表現できません。
オマルやトイレを使わないこと
オムツをつけるようになったこと
親はこれらの変化に気づいていることを知らせましょう。
そしてなぜそのような行動をするのか理由を聞きましょう。
新しい家のトイレにオマルがあるから
託児所のトイレが怖いから
小さな弟がオムツをつけているから
原因を見つけてることができたら対応しましょう。
共感する
親が子どもをよく理解していることを伝えましょう。
ほとんどの子どもも同じ経験をしていることを教えるのもよいです。
だから、今感じていることは普通のことで、すぐにもとに戻ると明確に伝えるようにしましょう。
親ができることをしてあげる
親が問題解決にできることがあれば、すぐしましょう。
下の兄弟抜きで過ごす時間を作る
新しいトイレにはオマルといっしょに好きなものをおく
託児所の先生と話し合いをする
ただし、子どもがどうやって改善したいのか尋ねて、自分で問題解決することの手伝いをするほうがよいです。
こうすることで、子どもがより主体的に問題解決するようになります。
今後の予定をはっきりさせる
これからもトイトレを続けることを伝えましょう。
そのために親は前向きにサポートすることが大事です。
例えばこのような方法があります
- 抱きしめてあげる
- ほめる
- ご褒美のシールを貼る
でも大変なのは子どもですから、おしつけるのはよくありません
トイトレが進まなくなったときは、そもそも子どもがどの段階にいるのか考えてみましょう。
まとめ
退行に気づいた親は戸惑うでしょうが、退行は長くはつづかないので大丈夫です。
しばらくオマルでできなくても、問題ではないのです。
しかし、一歩ずつ、確実にすすめていくことは変えてはいけません。
あせらず、ゆっくり!
参考資料
healthychildren.org Regression
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