子育てで難しいのは、ほめ方と叱り方ですが、みなさんは科学的にただしい方法をしっていますか?
「自分でできる子に育つほめ方叱り方」ではモンテッソーリ教育、レッジョ・エミリア教育を研究した著者が、その方法をおしえてくれます
これらの教育の特徴
いきなり失礼ないいかたになりますが、モンテッソーリ教育はきいたことがあるけど、レッジョ・エミリア教育教育は知らないというかたは多いでしょう。
私もこの本を読むまで知りませんでした
どちらもイタリアで誕生した教育方法です
そのポイントを著者の言葉をかりると
子ども一人ひとりを生まれながらに能力をもち合わせたパワフルな学習者であるだけでなく、権利をもった一市民としてみなします
つまり子どもの自主性を尊重し、大人はそれをサポートするような方針となっているのです。
この本の内容まとめ
第1章は子どもへの接し方です。昔からおこなわれている”アメとムチ”ではだめであり、子どもを尊重する方法のすばらしさが解説されています。
第2章はほめ方、第3章はしかり方の解説です。
そして、それらの章にはシチュエーションに対して、よい方法・悪い方法がのっています。
しっかりと教育法について学びたいかたは、1章からじっくり読むことをすすめます。
さくっと答えが知りたいかたは、シチュエーションの中から知りたい答えをみつけるのがよいです
我が家の変化
私の子どもは現在3歳です。全部で20の具体例のなかにあるほめ方、しかり方を真似することからはじめました。
ほめ方としては、
自分で服を着られたとき
トイレでおしっこができたこと
しかり方は
スーパーでだだをこねるとき
部屋を散らかしているとき
が役立ちました
ほめる時のポイント
やりとげた行為ではなく、やりとげるために行った努力をほめることが大事なので、これらへの言葉かけは応用がききます。
幼児期の行動だけでなく勉強や学習においても、このほめ方はつかえますから、子どもが小さいときから親が身につけておくほうがよいです。
実際に私がつかってみた感想です。最初は今までつかったことがない言葉なので、変なかんじにきこえましたが、子どもはうれしそうでした。
この積みかさねが、将来の才能につながると感じました。
叱る時のポイント
スーパーでだだをこねる子どもはみなさんも見たことがあるはずです。
もしくは、今まさに困っていませんか?
買い物にいくまえから、ルールを共有して、一緒に買い物をするという関係をつくりあげることがとても大切です。
おかげで我が家はスーパーでももえることなくすごせています。
子どもの話をきく
第4章は子どもの話に100%耳をかたむけることの大切さです。
ぶつかる言葉、つながる言葉が7つずつ紹介されています。
子どもだけでなく、大人同士にもつかえる言葉の習慣です。
まとめ
親子関係はずっとつづくものなので、幼少期からしっかりとつくる必要があります。
しかし、親は自分がされたほめ方や叱り方と同じことしかできません。
もし自分の子どものころの経験がイヤで、子どもには違う方法で接したいのであれば、この本を読むことをオススメします。
モンテッソーリについてもっと勉強したいかたはこちらの記事がおすすめです
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