指しゃぶりは赤ちゃんらしい行動のひとつです。気がついたころには自然とはじめていることが多いですが、いつからはじまっているのでしょうか?
この記事では指しゃぶりのはじまり、その意味について解説します
胎児期
実は子どもの指しゃぶりが始まるのは、まだ生まれる前の胎児のころからです。
妊娠14週ごろから口に手をもっていき、妊娠24週頃には指をすうようになります。
実際に胎児エコーで指しゃぶりの行動をみることもできますし、生まれたときにすでに吸いだこがあったとの報告もあります。
新生児期
新生児のころは自然と口にふれたものに吸い付く反射があります。このおかげで、子どもはおっぱいに吸い付くことができるのです。
しかし、この時期はまだ自分の指をすうことはできません。
これは非対称性頸緊張反射という反射があるからです。この反射は頭を向けたほうの腕をのばしてしまいます。つまり右をむいたときには、右手は伸ばしてしまうので、自分のゆびは遠くになっていまいます。
非対称性頸緊張反射の消失とともに、ようやく自分で指しゃぶりできるようになるのです。
乳幼児期
一般的にいわれている指しゃぶりがはじまるのは、生後2−4ヶ月ごろになります。口のそばにきた指や、ものを吸います。
そして5−6ヶ月ごろになると手を伸ばして物をつかみ、なんでも口にするようになります。これは眼と手を協力させて動かすことを勉強するための行動です。
それと同時に、物のかたち、味、硬さなどの性状を学んでいきます。
おしゃぶりをはじめる時期
このように指しゃぶりを始めるじきから、おしゃぶりを使うようになることもはじまります。
おしゃぶり使用経験者の70%近くが、生後0−3ヶ月ごろにおしゃぶりを開始していました。
おしゃぶりに関しては、賛否両論ありますので、別の記事にまとめたいと思います。
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