おたふく風邪がまわりで流行してしまったとき、自分や家族がかかるかもいしれないと不安になるかもしれません。
潜伏期間は何日なのか
いつが一番感染しやすいのか
どのような症状からはじまるのか
どうやって感染するのか
この記事ではおたふく風邪の潜伏期間の前後に注意すること、対処法を解説していきます。
潜伏期間と感染するリスク
おたふく風邪はムンプスウイルスというウイルスの感染症です。
潜伏期間は2-3週間で、平均18日前後です。
耳の下、あご周辺にある耳下腺が腫れるので、特徴的な顔になります。
感染力がつよいのは、耳下腺が腫れる数日前から、腫れて5日後です。
すくなくともこの期間は学校などへは出席停止となります。
*さらに全身状態が良好になる必要もあります。
感染を見極めるための症状、具体的にはどのようなものでしょうか?
どのような症状から始まるのか
よくみられる症状は、このようなものがあります。
耳下腺の腫れ
耳下腺の腫れのピークは48時間以内です。
80%ほどは最初片方が腫れ、その後両方とも腫れます。
片側だけ腫れることは25%程度認めます。
発熱
熱は3~4日ほどでさがります。解熱剤で対応しるしかありません。
飲み込むときの痛み
耳下腺などクチ、アゴの周辺が腫れるので、噛んだり、飲み込んだりするときに痛みを伴います。
子どもの場合は食事や水分がとれないと点滴が必要になることもあります。
これらの症状が現れない場合が30%ほどあり、これは不顕性感染といいます。
他の原因
同じような症状を起こすウイルスがあります。つまり何回もおたふく風邪を起こしていると思った時は、それはおたふく風邪ではないかもしれません。
確実におたふく風邪の診断をするときは、血液検査で抗体をしらべればわかります。
しかし、症状や流行から診断はできるので、わざわざ血液検査を行って診断をすることは少ないです。
これらの情報から具体的にどうすれば感染を防ぐことができるのでしょうか?
感染対策
感染経路
おたふく風邪の感染経路は飛沫、接触です。
マスクをつけたり、手洗いを行うことで予防はできます。
しかし、感染力がある潜伏期間に症状がないので、いつ対応すればよいのかわかりません。
ワクチン
一番の予防方法はワクチンです。
抗体があればまわりにおたふく風邪のひとがいても、ほぼ心配はいりません。
1歳になれば接種できますが、任意接種(自費)となっています。
ワクチン接種で約90%が抗体を獲得できます。
ワクチンを受けてる人は、感染者と接触しても感染する可能性が1-3%までへります。
まとめ
おたふく風邪の潜伏期間、感染力のある期間を理解しても、対処法は難しいといえます。
特別な治療法はありません。
かからないようにワクチン接種するのが一番です。
子どものときにワクチン接種してないお父さん、お母さんは、お子さんと一緒に接種することをお勧めします。
大人になって感染すると、子どものときの感染と比べてひどくなるからです。
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