アメリカ小児科学会は推奨している
アメリカは様々なサプリメントが推奨されています。
同様にビタミンDもサプリメントがすすめられています。
しかも、赤ちゃんのころからです!
Vitamin D & Iron Supplements for Babies:AAP Recommendations
1日の必要量
国や民族によって違いはあるので、日本とアメリカでの小児期のビタミンDの必要量を紹介します。
日本
0〜5ヶ月 100IU(2.5μg)
6〜12ヶ月 200IU(5.0μg)
1歳以降 100IU(2.5μg)
アメリカ
1歳まで 400IU(10μg)
1歳以降 600IU(15μg)
なぜビタミンDは必要なのか?
近年ビタミンD欠乏が問題になっています。
欧米では皮膚がんのリスクから、日焼け止めをすることが推奨されています。
そのため、皮膚に紫外線が当たることでつくられるビタミンDが減少しているからです。
日本でも同じように紫外線をさける人が増えているので、おなじように問題になっているのです。
実はそれだけではなく、母乳育児ではビタミンDが少ないということも関係しています。
母乳とミルクの違い
WHO、アメリカ小児科学会、日本小児科学会も母乳育児を推奨しています。
しかし、ミルクには様々な栄養をが添加されているメリットもあるのです。
では、母乳をミルクに変えてしまえばいいのではないか?
それは間違っています!
それは母乳にはミルクにない栄養がたくさん含まれているからです。
日本で購入できるサプリ
アメリカでは多数のサプリメントがあります。薬ではないとはいえ、輸入品を子どもにあたえるのは心配という人はいると思います。
日本ではこちらのサプリがあります。これは学会でも紹介されたことがあるものです。
どのような人にすすめられるか?
全ての赤ちゃん、お子さんにすすめられるのですが、とくに使用をすすめるひとがいます。
未熟児出身のお子さん
未熟児のお子さんは栄養が不足することがありますので、必要に応じて内服薬などで補充されることがあります。
どうようにビタミンDが不足することもわかっていますので、補充がすすめられます。
冬生まれ、北の地域に住む人
紫外線が少なくなるのは、冬、緯度が高い地域(北)です。
これらに当てはまる子どものビタミンDが低くなることはデータとしてもわかっています。
過量摂取にならないのか?
日本の摂取基準では上限許容量は
0〜2歳 1000IU(25μg)
3〜5歳 1200IU(30μg)
かなりの量を接種しなければ多すぎることはありません。
さきほどのBabyDを例に計算すると、1日の使用量は1〜2滴となっています。これは160IUです。
たとえ、食事や皮膚でのビタミンDが十分にあっても多すぎることはないはずです。
それに、実際はビタミンD不足が問題になっているわけですから、多くなる可能性は低いと考えられます。
まとめ
日本では学会による推奨になっていませんが、ビタミンD不足の現状とあわせると、サプリメントを使用することは問題ないと思います。
気になるひとは始めてみてはどうでしょうか?
コメントを残す