子どもの時の受動喫煙が大人になった時に骨密度を低下させる。



論文タイトル

Childhood exposure to passive smoking and bone health in adulthood. The Cardiovascular Risk in Young Finns Study

掲載雑誌

JCEM(The Journal of Clinical Endocrinology & Metabolism)

内分泌(ホルモン等)や代謝に関しての論文が掲載されている米国内分泌学会が発行している英文雑誌です。

要約(abstract)

目的

子どもの時の受動喫煙は大人での骨粗鬆症のリスクと関連があるとされており、フィンランドでの研究が行われた。

対象と方法

1980年当時3歳から18歳だった子どもを28年間にわたり経過観察を行った。人数は1422人。受動喫煙歴がある子どもを、大人になった時に橈骨、尺骨の骨密度をpQCT(peripheral quantitative computed tomography)で測定しました。骨折歴は質問用紙で回答を得ました。

結果

両親の喫煙で受動喫煙した子どもはpQCTで測定した骨密度は有意に低くなりました。交絡因子(ほかに影響を与えると考えられる項目)で調節しても、受動喫煙と骨密度には同様の関連があった。(交絡因子:年齢、性別、能動喫煙、BMI、血液中のビタミンD濃度、身体活動、両親の経済状況)

同様に両親の喫煙はかかとの骨を超音波で測定した骨量が低かった。また、弱い力により骨折することも多くなった。

子どもの時に、コチニン(ニコチンの代謝産物)が高くなっていると、pQCTでの骨密度は低かった。両親が喫煙して、コチニン濃度が高い場合は、喫煙していてもコチニン濃度が低い両親に比べると著名にpQCTが低かった。

結論

両親が喫煙している子どもは、大人になったときに骨の健康が害されることが証明された。

最後に

今回の論文は要約部分しか私は読めませんでした。論文は要約(abstract)と呼ばれるものが最初にあり、自由に読むことはできます。本文は会員であったり、論文ごとに購入することが読むことはできます。要約だけでは、研究の方法、統計学処理、著者らの考察などがわかりませんから、この研究がどれほど正しいか評価できません。

 

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