子どもの頭部打撲にあったときの5つのポイントと受診の目安



この記事のポイント

頭を強くぶつけたら、次の5つのポイントをまずみましょう。
・非常につよく頭をぶつけましたか?
・すぐに泣いて、意識はありましたか?
・マヒはありますか?
・吐いてますか?
・けいれんしてますか?
以上が当てはまればすぐに病院を受診し、診断をうけましょう。

動き始めると子どもはこけます、だから頭をうつ

いつまでも赤ちゃんと思っていたら、気が付くと立ち上がり歩き始める子どもたち。
子どもは大人と違って、頭が重いためこけやすく、頭をうつことが多いです。
「ゴンッ!」という大きな音をきくと、実際の衝撃以上に親は慌てるものです。
救急外来にもよくやってきますし、場合によっては救急車で受診する人もいます。

慌てずに
そんな時は以下の5つのポイントを考えましょう。

以下のポイントを認めたら必ず受診を。

高エネルギー外傷ですか?

 普通に考えて、すごい外力がかかったと思われるとき
  高いところから落ちた
  車にぶつかった
  強くなぐられた

頭をうった直後に泣きましたか?意識はありますか?

 すぐに泣くということは、意識をうしなっていない証拠です。
 意識を失うほどの強い力は、頭への影響がある可能性を考えるべきです。

マヒは起きていませんか?

 マヒというと難しいですが、手足を動かさないと考えてください。
 時間とともに起きてくると思いますが、すでに神経学的症状が出現するのは頭の中に症状があることを意味します。
 出血や脳自体への障害が考えられます。
 

繰りかえし吐いていませんか?

 これも頭の中の症状を表しています。
 出血がおきると、頭の中の液体が増えるので、圧力が増します。
 これを頭蓋内圧亢進といいます。
 つよい打撲による脳震盪で吐くこともあるので、これ単独での判断はむずかしいです。

けいれんはおこしていませんか?

 さらに症状がわかりやすいですが、けいれんも頭への障害をしめす症状です。
 すみやかに救急車を呼ぶことをおすすめします。

検査は不要なことがほとんどです。

これらの症状がない場合はただの打撲です。
たんこぶがあるかもしれませんが、それだけで問題なしです。
そうはいってもかわいい子どもが心配すぎて
「頭のCTを是非とってください」
と訴えてくる親は多いです。

これらの症状がなければ軽症なのでほとんど頭部CTなどの画像検査は必要ありません。
「レントゲン検査の100倍以上の被ばくをして無駄な検査をしたいですか?」
冷静に考えれば何が必要かわかるはずなのに、頭を打ったことにおどろいて、不要な検査をたのまないように注意しましょう。

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