熱中症は夏前からき気をつけないといけない病気です。
多くの人が注意すべきことを知っているとは思いますが、
熱中症の予防に最適な飲み物は
どれぐらい飲めばいいのか
飲むタイミングはいつがいいのか
どれぐらい知っていますか?
熱中症診療ガイドラインを中心に必要な情報を解説します
適切な飲み物・成分
自作の経口補水液
必要になるのは水分、塩分、糖分です。
自分で作る場合のレシピはこちらです。
1リットルの水に1~2gの食塩
大さじ2~4杯の砂糖を加える
でも、自宅でつくるのは面倒ですよね。
市販品を使用すれば大丈夫です。
市販品
市販の経口補水液、スポーツドリンクはこれらに近い成分になっています。
熱中症の予防としてだけでなく、急性胃腸炎で嘔吐下痢のときにも使用できます。
また、アメリカ心臓協会の心肺蘇生に関するガイドラインにおいて、応急処置として牛乳やジュースもすすめられています。
スポーツドリンクの注意点
スポーツドリンクは注意点があります。
それは塩分が少なく、糖分が多いことです。
補充できてるつもりで、塩分が足りないかもしれませn。
予防としていつも飲むことで、糖分のとりすぎになります。
水やお茶はだめなのか
水やお茶には塩分や糖分が含まれていません。
塩分(ナトリウム)摂取が少ないと、体内のナトリウムが低下し、重症の場合けいれんが起きやすくなることがあります。
また水だけ飲んでいると体液が薄くなるため、体が調節して水分だけを尿として排泄します。
結果、自分が思っているより体に水分が入っていないことになるのです。
必要な水分量
厳密には失った分の水分がとれればよいです。
つまり、減少した体重と同じだけとればよいことになります。
まあ、この方法は現実的ではないので、一般的な量を紹介します。
成人 500~1000ml/日
幼児 300~600ml/日
乳児 30~50ml/kg/日
運動などで多くの汗をかいた場合であれば、より多くの水分をとりましょう。
飲むタイミング
人は喉がかわけば自然と水分をとるので、気にすることはありません。
しかし、高齢者と子供は注意が必要です。
高齢者の注意点
暑さを感じる力、体温を調節する力が低下してきます。
同様に喉のかわきを感じにくくなっているため、喉がかわいてなくても水分を定期的にとるようにしましょう。
子どもの注意点
子どもは上手く喉のかわきを訴えられないため、脱水症が進行します。
喉がかわいたと感じたときには、すでにかなりの水分が失われているので、そうなる前に補充しましょう。
子どもには喉がかわいたときに、自分で水分をとるように学習させることも大事です。
多量の発汗をともなうスポーツでは、適切に水分補給の時間をつくって指導することが求められます。
参考資料
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