小児科医が教える”魔の2歳児”、”いやいや期”を乗り切る7つの方法

成長痛



どこの国でも2歳は大変

日本では2歳はイヤイヤ期でよく知られています。どのように接したらいいのかは様々な書籍、サイトで解説されています。

海外では”Terrible Tows”=ひどい2歳児という表現が使われています。魔の2歳児と訳されることもあります。人や国が違っても、親が子育てに苦労するのは同じということですね。この記事ではアメリカ、クリーブランドクリニックで解説されている方法を紹介します。

クリーブランドクリニックが教えてくれる7つの方法

クリーブランドクリニックはアメリカでトップクラスの病院です。A Top U.S. hospital 2019-20にランクインしています。小児科もU.S. News & World Report’s 2019-20 edition of “Best Children’s Hospitals.”にランクインしてます。患者用に様々な情報が提供されています。以下の内容は同病院の小児科医、Dr Mary Wongが解説してくれています。

7 Tips to Help You Survive Your Toddler’s ‘Terrible Twos’

幼児は身体的、精神的、社会的に、急速な成長をとげる時期です。この時期に多くの幼児は”自己”に関する感覚を発達させ、自分でやりたいと思い始めます。

自分の能力以上のことをやってみたいと思うとき、子どもは不満を感じてしまいます。しかし、それを言葉で表現することができません。

この矛盾のせいで、手に負えない態度やかんしゃくを起こしてしまうのです。

昼寝を尊重しましょう

子どもがイライラする可能性が少ないとき、昼寝時間の前後に外出や幼児をすませるようにしましょう。

食事のスケジュールにこだわる

子どものおなかがすいてないときに外出を計画しましょう。お出かけが長る場合のため、必要なら健康的なお菓子や飲み物をもっていきましょう。

事前に条件について話す

お店に入る前に前もって話をするのがいいです。例えば、お店では勝手にキャンディをとってはいけない。でも、お利口にすごせたら、あとでご褒美があるよと説明するのです。

子どもに屈さない!

子どもがキャンディやおもちゃ、何であろうほしいもののために、かんしゃくを起こしても屈してはいけません。そうすれば次もっとひどくなるだけです。

退屈を解消する

退屈のせいで暴れる子どもに注目するのでなく、創造的で、社会的に受け入れられる方法で、子どもたちを夢中にさせることを考えてみましょう。

一貫して、落ち着きましょう

自宅では子どもにかんしゃくを起こさせることが最善ですが、家の外では、できるだけ早く子どもをその状況から、移動させましょう。もし子どもがかんしゃくを起こしたら、深呼吸をして落ち着いて対応し、子どもの要求をのまないようにしましょう。

別のものに関心を向けさせる

よくないことを子どもがするとき、なぜその行為がよくないのか説明するようにしたくなります。理解するのが難しいような長ったらしい説明をするかわりに、他のものに集中できるように、口頭や物理的に子どもの注目の方向を変えてあげましょう。

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病院で勤務する小児科専門医 1児(娘)の父です。 娘の誕生を機に、小児科医だからできる育児情報の配信をはじめました。 育児、子どもの病気、最新の論文を紹介していきます。