いびきは気道が狭くなっていることでおきる症状です。
いびきがあることは正常の呼吸状態ではないため、検査や治療が必要になります。
アメリカ小児科学会のガイドラインにも、いびきのある小児は全員検査が必要であると書かれています。
この記事では、何科を受診したらよいのか、自宅でできるいびき観察のポイントを解説します。
何科を受診すべきなのか?
受診すべき病院は、小児科、耳鼻科。この2つの科を受診することを私はおすすめします。
小児科は、子どもについての専門家ですので、どのような病気や症状であってもまず相談できます。必要に応じて、治療が可能な病院へ紹介してくれる、道案内をする役目もあるわけです。
いびきの原因のほとんどは鼻、喉の病気なので、耳鼻科であれば専門的な検査、治療ができます。ただし、小児の診察を行っていない場合があるので、受診のときには先に訪ねておくといいでしょう。
自宅でできる観察のポイント
子どものいびきを診察するポイントは自宅での観察が大事になります。受診の前にチェックしておきましょう。
1日の睡眠を記録する
睡眠行動のパターンを表にまとめて記録してください。
睡眠時間だけでなく、日中の眠気、日常の様子なども記録すると、いびきによって起きている様々な症状や問題点がわかるようになります。
睡眠中の様子を記録する
ぜひ動画で記録するようにしてください。親の説明や音声だえの録音よりも、たくさんの情報が伝えられます。
いびきや呼吸の音、呼吸にあわせた胸の動きなどを録画しましょう。
胸の動きは直接見れるほうがわかりやすいので、パジャマを上げたり開けた状態で録画することをオススメします。
起きているときの呼吸状態
気道がとても狭くなっていると、起きているときにも呼吸の異常がみられることがあります。
日常の呼吸の様子も、睡眠中とおなじように記録をとってください。
ここまでの情報があると、診察もスムーズにすすむので病院の予約と同時におこないましょう。
子どものいびきの原因
子どものいびきには様々な原因があります。体のパーツ毎に考えられる原因の一例を紹介します。
鼻の病気
アレルギー性鼻炎
鼻中隔彎曲症
鼻ポリープ
鼻の奥〜のど(咽頭・喉頭)
扁桃肥大
アデノイド
喉頭軟化症
気道をふさぐ腫瘤・腫瘍
顎が小さい特徴のある病気
生まれつき顎が小さいという特徴をもっていることがあります。
まとめ
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